小谷村

念願の薙鎌を見に 小谷村まで行ってきました。 

御柱の前年に小谷村のお宮に打たれる薙鎌。 

この薙鎌から御柱祭りがスタートします。 

7年ごとに打ち込まれる薙鎌は そのままその木の成長とともに 

木の中に巻き込まれて 木の中に埋もれていきます。

 7年前の薙鎌 そのまた7年前と 何枚も木の胎内に入りこんでいく 様子を

ずっとみたかったのですが やっと いくことができました。 

その場所は 唯一 海のない長野で 日本海が見える場所。

 日本海からの風が吹き抜ける 気持ちのいい静かな静かな場所でした。

 長野と新潟の県境。 山を越えるとすぐ新潟です。

小谷村という小さな村に 薙鎌を打ち込むお宮があるのですが、

長野県側からは今は行けず、

新潟県側に出て そちらから山を登っていきます。

かなりの急斜面。

じゃりで車のお腹をすりながら

ようやくたどり着いた 登り口。

そこから 徒歩で10分ほど。

内心 熊でも出てこないかと少し不安になりながら

たどり着いた場所は 今思い出しても幸せになれるような場所でした。




遠くに日本海が見える小さなお宮。

基本的に囲われた場所があまり得意ではない私は

御柱にしか囲われていない長野の

言ってみれば見える壁ではなく見えない壁にしか囲われていない

お宮のことなんですけど…そんなお宮が大好きで、まさに

そこはそんな場所。

鳥居もなかったように記憶しています。

そのお宮に吹いてくる日本海からの風は 

汗をかいた後に とてつもなく気持ちのいい風でした。


そのお宮に立派に立っているご神木に

諏訪の金山地区で作られている薙鎌が打ち込まれています。

打ち込まれるお宮は2つあるのですが、2つのお宮に交互に打ち込まれる。

今年 サル年の御柱の年はその前年の未年に 小谷の境宮に

次回 寅年の御柱の時には その前年の牛年に 小谷の小倉明神にという具合に。

境宮は昨年だけあって まだ下草も刈ってあって 道らしきものがわかり

入り口にも 立て看板がありましたけど

小倉明神は 入り口もわからず 下草も結構な感じで生えていて、

本当にここなのか 疑いながら 不安の中で到着。

同行者が 直感で ここに違いないと先導してくれて

いくことができたのですが 私一人だったら探しきれなかったと思います。


ここに薙鎌が打ち込まれます。

薙鎌は そのまま木の胎内に埋もれていきます。

何代も前の薙鎌がそのまま木と一体化していくわけです。

この存在自体 未だにはっきりとした意味がないようで

それでも 諏訪大社の宮司さん一行は

御柱の前年に 新潟県との境にあるこの小谷までやってきて

大切なこの神事を続けているとのこと。

また 御柱にする木 御用材にもこの薙鎌はうちこまれます。

今回の御柱では39個の薙鎌を奉納したと伺っています。


今回、新潟にも足を伸ばしましたが 偶然にも 薙鎌そっくりのヒスイをみつけました。

縄文時代 ヒスイを加工できる集団はこの新潟糸魚川にしかいなくて、

こんな風なヒスイは貴重だったようです。

ヒスイといえば 諏訪大社の御祭神 タケミナカタのお母さんは

糸魚川出身の 奴奈川姫。

その奴奈川姫といえば 糸魚川のヒスイです。

なんか ここにも 見えないけど確かにあるつながりを感じながら

小谷を後にしました。


まだ 整理できていない情報で頭の中はわさわさです。

それでも…

「御柱」というキーワードから広がっていった

ひとつひとつのピースには 心地のいい感触があって

ばらばらって広げるだけで 幸せな気分になります。


 今回は おまけに 白馬の長野オリンピックジャンプ台にも寄れて 

風を感じる長野への旅でした。

 

走行距離 約700キロ強 あぁ よくがんばったわ。



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